たるみ対策の美容医療は、たるみ度合いのレベルで考えるのが基本です。
LEVEL 1最初に考えたいのは、最もリスクが小さいレーザーなどの照射系の治療
サーマクールなどのラジオ派やウルセラなどの超音波を照射すると、ゆるんだ皮膚や筋膜が引きあがるので、顔全体が引き締まる&引き上がることが期待できます。
LEVEL2 額のシワやほうれい線、目の下の陥没など、照射系では追いつかない凸凹には注入系で対応
照射系で思った効果が得られなかったり、速攻での変化を求める場合は、ヒアルロン酸などを注入することで明らかに目立たなくすることが可能です。深さ、長さ、目指す変化の度合いにより必要な量と費用が違ってくること、また薬剤の量や注入する場所、深さなどの違いで違和感のある印象になることがあるため、信頼できる先生にお願いするようにしましょう。
LEVEL 3 注入系の発展系。再生医療
自己血液を利用するPRP皮膚再生療法のほか、脂肪細胞や幹細胞などを注入する治療が有効です。クリニックにより注入する成分が微妙に違ったり、入れる量や場所で仕上がりももちも違ってきます。ヒアルロン酸注入などと比べると高額になりますが、値段のわりに効果がなかったという人もいます。実績のある先生にお願いするようにしましょう。
LEVEL4 物理的に引き上げるスレッドリフト
特殊な糸を皮下に通し、たるんだ頬を物理的に引き上げます。極めて小さな穴をもみ上げ近くに数か所開けるだけなので、傷跡が残らずダウンタイムも短かく試しやすい。同時にマリオネットラインも目立たなくできることが魅力です。しかし引張りが弱いと効果が感じられず、引っ張りすぎるといつまでも違和感が残ることになるので、技術力のある先生にお願いするようにしましょう。また金の糸をすすめられる場合がありますが、脳や頚椎などに問題を抱えた際にMRI画像診断が受けられなくなったり、CTやレントゲンでの診断の邪魔になる可能性があるので、顔部分への金属の埋め込みは慎重にしましょう。
LEVEL5 切って縮める外科的フェイスリフト
いわゆるフェイスリフトなどの本格的な外科的治療法もありますが、それ以外の治療法の進化が著しいので、基本的にはおすすめしません。あわてないほうが得策です。ただし、現在60歳以上であるなどして、明らかに皮膚が余っている雰囲気でたるんでおり、心が病みそうな方はもちろん別です。